日本人も変わる

あなたは、バッグが壊れれば、新しい商品に買い換えすればいいというモチベーションがあるかもしれませんが、それってあなた自身を断片的に切れ離しているという意味にはならないでしょうか。そのような姿勢において臨機応変、フレキシブルに、何でもさしさわりなく対応出来る人間が作られるのかもしれませんが、濃厚な歴史の存在している自分自身を作ることは出来ません。

今、流される人間ではなく、流されない人間となるためには、高級なバッグと向きあう必要があり、高級なバッグを持てば、自ずと再生するという意識を持つことが出来ます。

バッグとは当たり前に修理されるべきものです。実際に、現代社会において、バッグ修理してもらった人たちってどの程度いるのではないでしょうか。一度も修理業者と向きあうことがなかった人たちは、修理してもらうことって、買い換えることが出来ないから何度も修理して使うという水準の低い庶民根性があると思っている人もいるようですが、バッグ修理してもらうことこそ、優雅さの象徴であり、人間の誇りなのです。

壊れたバッグを修理してもらって、堂々と修理したバッグを多くの人たちが使うような時代が日本にもしっかり確立出来れば、日本人ももっと前向きに変わって行くことでしょう。